いまだに続く発熱対応について

 ホームページのトップを開けていただくと表示されますように、2023年5月以降新型コロナウイルス感染症が5類移行したのを契機に「外来対応医療機関」として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、インフルエンザABの抗原検査に対応しております。発熱・かぜ症状の方はまずお電話でご相談下さい。

 いまだに発熱患者さんに気を付けて日常診療を行っている状況です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、インフルエンザABの抗原検査は相変わらず大層な格好で行っています。


 最近の患者さんの印象としては、インフルエンザは発熱それも38-40℃程度の比較的はっきりした高熱があって、倦怠感や全身の関節痛などの激しめの症状がある方が多いです。学校などでの集団感染もあり、やっぱりと受け止められる方が多いです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については微熱や平熱のこともありますが、咽頭痛が強かったり、通常のかぜ症状ではないような強い倦怠感があり受診・検査を希望されています。普通に高熱だけで他の症状の乏しく検査で感染が判明して驚かれるケースもよくあります。それだけ詳しく症状経過をお聞きしてもコロナかインフルかそれ以外か言い当てることはできなさそうです。


 受診・検査のポイントは、まず周囲の状況で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、インフルエンザの感染者がおられるかどうか(または感染の心当たりがあるかどうか)です。次に学校や職場への影響もあって抗原検査をしておきたいかどうか、感染の診断が判明した場合に抗ウイルス薬の処方を希望されるかどうかで、受診相談をされるかどうか考えられてはいかがでしょうか?

当初ただのかぜだと思うので抗原検査はいいですと言われて、やっぱりしんどいしと翌日検査で感染判明という方もおられますし、受診のタイミング(発症からの時間経過)でうまく検査キットが拾えないでいて後日感染判明するケースもあります。


 発熱や体調不良のたびに受診して検査というわけにはいかないと思いますが、高齢の御家族や要介護者がおられたり、重症化リスクが高い基礎疾患をお持ちの方は、御相談いただければと思います。

参考:発熱等症状のある方・新型コロナ患者の相談・受診・検査の流れ(京都府)https://www.pref.kyoto.jp/kentai/corona/soudan.html#:~:text=%E7%99%BA%E7%86%B1%E7%97%87%E7%8A%B6%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B,%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%8C%87%E5%AE%9A%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82